高校野球の裏のドラマを親目線で観る。シングルパパブログ

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シングルパパの子育てザマ

幼稚園の頃から高校まで球児を育ててきたシングルパパです。

まもなく夏の甲子園が始まりますね。

毎年、胸が熱くなります。

なので、ブログ書く。


高校野球を観てると感動の連続ですよね。

高校球児のひた向きさ、チームワーク、個人プレー何を観ても涙が出ます。

普通に観てる人はその辺だと思うのですが、球児を育ててきた親目線で見るとまた違った想いが出てきます。

うちの長男は当時のダイエーホークスが初優勝した年、1999年に野球に興味を持ち出しました。

当時、息子は3歳でした。

きっかけはダイエーホークスの優勝パレードに連れて行ったことからでした。

それからはバットとボールが最高のオモチャです。

息子のためにスポーツ新聞も毎日とってました。

新聞で野球選手の名前を覚え、4歳の時にはプロ野球選手の名前をすべて漢字で書けるようになってました。

4-2=

の引き算は全くわからないのに、「4対2なら何点差?」と聞くと「2点差!」と答えるような野球バカの子どもになりました。

小学校に入学する前に、息子と近所のグラウンドでキャッチボールをやってた時に小学生のソフトボールチームに出会い、「やりたい!」と言う息子の言葉でその場で入部を申し込みました。

その翌週からユニホームをもらい、チームに入りました。

他はみんな小学生、うちの息子だけ幼稚園児です。

その日が息子の野球人生のスタートでした。

小学校の6年間はソフトボール。

中学3年間は部活動ではなく、硬式野球のチームに入る。

そして、高校球児となり毎朝5時に家を出て、夜は22時ごろに帰ってくる。

そんな生活をしていたのです。

親は日々の弁当を作り、週末は学校で炊き出しや掃除をしたり、試合に同行したり。

それはもう大変でした。

父子家庭にも容赦ありません。

小学校のソフトボールチームにもお茶当番などを強制され、パソコンを持って子どもの練習に付き合ってました。

当番の日にどうしても見積もりを出さなきゃならず、パソコンを開いて作ってると、別の母親から嫌味を言われる。

平日の夕方にも当番に出て、途中に抜け出して娘を保育園にむかえにいくとやかましく文句言われる。

そんなこともありながら、ずっと息子がやってきたことは応援し続けてきたわけです。

そして、息子の野球人生最後の日。

高校3年の夏の予選。

一回戦は仕事の都合で観戦出来ませんでした。

まぁ、一回戦くらいは勝つだろうと思ってたのです。

しかし、そうはいきませんでした。

一回戦で終わってしまいました。

息子の最後の試合を見ることは出来ませんでした。

幼稚園1年、小学校6年、中学3年、高校3年。

13年もの野球人生は終わりました。

今でも息子は早朝野球のチームに入ってやってはいますが、親が何かをすることはもうありません。

おかげでこの時期になると高校野球を観ていまいます。

毎年、毎年、球児の親としてやってきたことが思い出されるのです。

いま頑張ってる高校球児たちの後ろには毎朝弁当を作り、息子の身体を気にして、ただただ一生懸命息子の応援をしてきた親がいるわけです。

そんな親目線で高校野球を見てしまうのです。

高校球児のドラマの裏には親のドラマもあるのです。

そして、今年もまた暑い夏が始まります。

ではまた。

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ブログを書いてる人 宮原礼智(みやはら あやとも)
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