フレンチトースト基金創設記念シンポジウムに参加し、昨日、東京から帰ってきました。
時間的な余裕がなく、僕がひとりで話をする時間は10分程度でしたが、子供3人を育てるシングルパパとして、このフレンチトースト基金に対する思いを全部伝えることは出来たかと思います。
「フレンチトースト基金」
本来は国が行うべきこと
この基金の目的は、実際にお金を集めること、お金をシングルパパたちに寄付すること
そうではないと思ってます。
この基金をきっかけに父子家庭世帯には公的な補助が一切ないこと
これを世の中に、国に啓蒙することだと思っています。
内閣府特命担当大臣 小渕優子先生からもメッセージをいただきました。
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本日、フレンチトースト基金(父子家庭応援基金)創設記念シンポジウムが開催されることにつきまして、心からお祝いを申し上げます。
ひとり親家庭等の中でも、特に、父子家庭では、女性に比べると家事や育児に慣れない中で、日々、大変な思いで子育てに取り組んでおられる方が多いのではないでしょうか。
また、父子家庭にも収入の低い世帯があることは事実であり、私は、こうした現実をきちんと受け止めるべきではないか、との問題意識を持っております。
その意味において、今般、NPO法人ファザーリング・ジャパンが創設された、この父子家庭支援のための基金は、大変意欲的な取組であると思います。
私は、父子家庭をはじめとするひとり親家庭等のおかれている現実を認識し、どのような支援が可能なのかについて、今後しっかり議論を深めていく必要があると考えております。
そのため、本年1月に私の下に立ち上げた「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」においても、今後、この問題について取り上げることとしております。
皆様方の取組が、日々悩みながら子育てをしている父子家庭の皆さんにとって、明るい光となりますことを祈念し、シンポジウムに寄せる言葉といたします。
平成21年4月12日
内閣府特命担当大臣(少子化対策)
小 渕 優 子
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本当に苦しい生活をしているシングルパパとその子供たちに明るい光となってほしい。
シンポジウムスタッフとして参加していた、とある学生でありながら、パパとして頑張っているパパはこういうメッセージをくれました。
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昨日のシンポジウムで一番感じたことは、「シングル・ファザーってカッコイイ!!」でした。
ほとんどの方がそうだと思いますが、昨日まではシングル・ファザーに対して頭のどこかで「シンパパって大変そうだし、かわいそう。」というネガティブなイメージがありました。
でもそのイメージは、昨日の片山さんと宮原さんのお話を聞いて、完全に立ち消えました。
お二人がお話してくださった内容ももちろんそうですが、何より強く感じたことは、立ち振る舞いの力強さでした。
これまでずっと、毎日毎日一人で仕事も家事も育児をこなしてきたお二人の言葉は、何よりも力強かったです。
今では「シングル・ファザーってカッコイイ!」そんなポジティブなイメージを抱くようになりました。
しかし、もちろんお二人はあくまでシングルファザーのうちのほんの一部にすぎません。
シングルファザーは多種多様ですし、9万人いる父子のみ家庭のパパたちすべてが、片山さんや宮原さんのように、明るくかっこよく毎日を過ごせるわけではありません。
僕は、理由はどうあれ、「ママがいない」ただそれだけの理由で、「健康で文化的な生活を営めない」今の日本社会の現状は、どう考えてもおかしいと思います。
ひとり親だろうとなんだろうと、すべての父親たちは、「笑っている父親」になる権利があるはずです。
しかし、金銭的理由や、世間の理解のなさによって、その権利が剥奪されているのが、今の現状なのです。
現時点での「シングルファザー」や「父親の育児」に対する理解度は、昨日のシンポジウムの空席の数がそのままバロメーターになっていると思います。
悔しいですが、それが現実なのでしょう。
そこをどうにかしてよい方向に変えていくことこそが、フレンチトースト基金の役割なのであり、FJの新たなミッションなのだと、僕は思います。
以上の認識を踏まえ、僕たちはFJSのターゲットである学生に対して、シングルファザーを含めた父親の窮状を訴えていくことを、今度のアクションとしたいと思います。
そのメッセージが届くようにするためには、まずは父親になることを想像できなくてはいけません。
そのきっかけを提供することこそが、FJS のミッションなのです。
加えて、FT基金に対する募金の呼びかけも随時やっていきたいと思います。
***
「シングルパパはかっこいいんだぞ!!」
本当は大声で回りに言いたい。
でも、僕のように子供3人いても、なんとか明るく楽しく生活している父子家庭もいれば
明日、どうすればいいか、どう生きていけばいいかわからないという
このようにネットのブログすら読むことも出来ない父子家庭もいる。
どうすることも出来ず、一家心中してしまう父子家庭もいる。
このためにも世の中が
非正規雇用の人たちが注目されたように
賛否両論あるかもしれないけど、父子家庭にも注目して欲しい。
父子家庭の当事者として、そう思います。
国が母子家庭、父子家庭の別なく
「ひとり親」として
その子供たちとともに一緒に笑っていられる世の中に変えて欲しい
そう願ってやみません。
ブログを書いてる人 宮原礼智(みやはら あやとも) 子育て・絵本・ワークショップ・Evernote・ScanSnapなど各種イベントの講師をやっております。 宮原礼智への連絡・お問い合わせはコチラまで |
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コメント
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弱者には何の手も出してくれない国なんだなっていつも思います。
今すぐしなきゃならない事よりも違う方面にばかりでいけません。
ちゃらんぽらんで許せない人にばかり目はいきますが、堅実に生きてる人の方が多数ですからね。
今回この記事を読んで、知識として頭に入れておきたいと思います!
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うちのパパも、朝食を作ってくれるときは
フレンチトーストが多いので、
フレンチトースト基金、とってもよいネーミングだな、と思いました。
私自身、シングルファザーのご家庭のことを
あまり深く考えたことがありませんでしたので(すみません)
今回、ブログを拝読して、勉強になりました。
うちのパパにも話したいと思います。
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やっぱりそうなんですね。中学生のときに(…25年前!)「父子家庭の人ってもらってるのかな?」って、ふと考えたことありました。私は母子家庭だったから18歳までお世話になりました。税金の行き先が「これ使って!」って自分で決められる世の中ならなぁ。
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はじめまして!
こちらのブログで、父子家庭の支援運動の事を
始めて知りました。
そうですよね、シングルファーザーはかっこいい
んです、と声を大にして言いたいですよね。
当事者の一人として心に響きました。
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はじめまして^^
ぺタありがとうございます♪
この記事を読ませてもらって、
私も とても勉強になりました。
ありがとうございます。
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ご活躍、ホントにお疲れさまでしたね。
少し、休養もとってください。
父子家庭の現実は、かなり大変ですね。なんとか、国で、補助してもらえるといいですよね。
父子家庭や、母子家庭、障害者を持つ家庭に、何らかの補助が、もっとあるべきだと思います。
私は、この、10年精神病の妹の世話をしています。でも、将来が心配です。身の回りの事ができないので、本人だけでの暮らしは無理です。
統合失調症なのか、よくならないです。料理をだしたら、食べるだけ。家事はできないです。
春は、よけいおかしく、暴力ふるい、暴言も多く、全く困っています。
私もシングルパパさんみたいな、なにか、会合があれば、行ってみたいなと思います。
いつも、頑張っておられる様子が、ブログから、ホントによく伝わります。頑張ってください。毎日読みながら、陰ながら応援してます。
シングルパパさんのガッツ、 私も元気もらってますよ!
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なんか違う気がする……私はバカだし難しい事はわからないけれど、私も母子家庭で扶養手当をもらっています。 子供1人ですが、子供が病気で病院通いしないとダメで働けません。 それでも、扶養手当は4ヶ月に1度16万円です。もらえないよりは全然いいですけど、私的には納得できないです。私からすると国は要らないものにお金使ってるように思うし、大事な国会で喧嘩やナジリ合いばっかり……しかも居眠りしてるような年寄りばかり……(^_^;)
って何を言ってるかわからなくなってきました。
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シングルパパ素敵です!両親揃ってても虐待とかある中で凄い偉いです&頑張って下さいねp(^^)q
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初めまして!
ペタ有難うございます。
先日、ニュース番組で
シングルマザーの特集を見たばかりです。
生活が苦しくて
泣く泣く施設に子どもを預けて働くシングルマザーの窮状を伝えていました。
施設を訪れ、
久しぶりに我が子と対面できるはずだったのに、
幼い我が子は人見知りをして泣き叫び、
久しぶりの親子対面は結局数分で終了してしまいました。
思わず泣いてしまいました。
国はいったい何してるんでしょう。
選挙対策の人気取りで
無駄な税金をばら撒くより、
弱者救済の為にこそ
税金を使って欲しいと思いました。
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ペタありがとうございました。
ブログ完成して初めてのペタでして、ペタってなんだろう?と調べたらどういうものか理解できました(^-^)
記事を少し拝見させていただきましたが、papaさんがお子さまたちを何よりも愛しておられることが伝わってきました。
自分の幼少期の体験を思いだし涙ぐんでしまいました。^^;
私の場合は両親離婚後に二人とも私をいらないといい、家裁で母方の祖父母に育てられました。
私の時代はシングルマザーの家庭の子はいましたが、シングルファザーは皆無でした。
離婚率高い現代では父親側が引き取るというご家庭も増えているのでしょうか・・・?無知ですみませんデス。
子供時代に私が感じたことは、母子家庭の子がお母さんと仲良く一緒にいるのを見ると、「いいな、うらやましいな」などとお門違いなことを思ったものでした。
たった一人、お父さんだけでも、そばにいて自分を愛してくれる。守ってくれる。お子さまにとってこれほど心強いことはないでしょう。
夫婦二人で分かち合うはずの苦労もお一人で背負いますが、子供たちからの笑顔やpapaを気遣う心も独り占めできるなんて幸せだと思えます。
papaさんとお子さまたちの幸せを願います。^^
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ペタありがとうございます。
私も一人親です
私も 大変ね~って言われると モヤモヤします(笑)
案外悪くないんですけどね~
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ペタありがとうございます。
私も一人親です
私も 大変ね~って言われると モヤモヤします(笑)
案外悪くないんですけどね~
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以前にも、訪問させて頂きました。
シングルパパってカッコいいんだぞ!
このタイトルを見て少し引いてしまいました。
変な意味で書かれたとは思っていませんよ~
ただ、少し前に週刊誌にこんなタイトルを見ました。シングルママに憧れる!
その記事は、カリスマ的元コギャルが、事業に成功して、そのコギャルが、シングルママだって事です。
そんなファッション的な見方や考えは、危険ですよね!
あっ!シンポジュウムお疲れ様でした。
俺も、ファザーリンクのシンポジュウムには、
参加してみたいと思って居るんですが、
参加費用が、出せないんですよね~
影ながらですが、ファザーリンクジャパンを応援しています。
何かお手伝い出来る様な事が有ったら、お手伝いさせて頂きます。
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コメぁりがとぅござぃます♪嬉しかったデス☆彡
ぃゃ…
確かに子持ちバツ①なんで正直、もぅ恋愛したぃとかすら思ってなかったデス。
今の彼とも、ゃっぱりちょっと正面向いて話し合ったりする気にゎ中々なれませんね…(´Д`)↓↓
離婚をしてるのゎ、ぉ互ぃサマなんですが…
どーしても防御にかかったりしますね、精神的な面でゎ特に。
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ペタありがとう
(^^)
最近ブログはじめた
ばっかり……
喜〓努〓哀〓楽
何げなぃこと
その日あったこと
書いていこうかと…
(;^_^)
ブログ読んだよ…
うまく言われへんけど
シンパパかっこいい
ファイト
(n‘∀‘)η