マスコミの効果と怖さ。

昨日、テレビ西日本の報道番組のコーナーで父子家庭の特集が組まれ、放送されました。
僕も取材を受けていました。
その動画の一部をアップしたいと思います。
僕が出ている部分とコメンテーターとレポーターのやりとりのみです。
このコーナーの終了後に僕は担当ディレクターに
抗議の電話を入れました。
取材の際に前もってディレクターにしつこいくらいに伝えていたことなのに・・・。
メディアの恐ろしさを改めて思い知らされました。

このVTRを見終わった瞬間
もう携帯を握りディレクターに電話しました。
このVTRの最後にレポーターが言ったひとこと。
「〇〇さんは１０万円ほどもらえるようになります」
はぁ～？？？？？
我が家は子ども３人
問題なく満額もらえたとしても
１０万円もいかない。
よくよく聞くと
子ども手当も含めた額で話をしている。
「子ども手当」
これは父子家庭や母子家庭など関係なく
子どもがいる家庭には一律受け取れるものです。
これをカウントして合算されるのはおかしくないか？？？
子ども３人の父子家庭だから、僕だけが特別１０万以上もらえると取れるようなコメントだ。
実際、放送終了後そのコメントに対して
批判するメールが来た。
「いいですね、父子家庭はいっぱいもらえて」と。
もちろん励ましのメールも頂きました。
僕はこのVTRで放送されていないところで
父子家庭支援に関しての話を沢山しました。
ただ、児童扶養手当のようにお金を渡すことは
まったくひとり親支援にならないってことも話した。
特に父子家庭には毎月５万もらうよりも
低利で一回に１００万ほど融資をして
それを元手に事業を起こしたり
就職などの準備をさせることが
本当の意味での
自立支援なんだということを話した。
そのへんの話はすべてカットされていた。
僕はお金のバラマキをやってほしくて「ふしぼしねっと」を立ち上げたわけではない。
児童扶養手当が欲しくて
父子家庭支援団体連絡会を立ち上げたわけではない。
厚生労働省の記者会見でも言ったように
父子家庭、母子家庭と親の性別で分けるのではなく
同じ「ひとり親の子どもたちのために」支援をして欲しいのです。
その支援って言うのはお金をばら撒くことじゃない。
僕たちは国に「カネくれカネくれ」と言ってるわけじゃない。
保育環境整備や融資、就職などの本来の意味での自立支援を行政に訴えたいのです。
今回はその一部として「父子家庭への児童扶養手当支給」が決定しただけで
まだまだ僕らが子どもたちのためにやっていかなきゃいけないことが沢山ある。
「テレビに出て目立ちたいだけでしょ」
「有名になりたいんでしょ」
心ない人たちからそんな言葉も聞く。
今回の法案改正は
世論の力なんです。
世論が動いたから、国が動いたんです。
世論を動かすには目立って訴える必要がある。
マスコミを利用して大きなムーブメントを起こさなければならない。
ある程度、有名にならなくては
人はその声に耳を傾けてくれない。
逆に、僕はそんな心無い人達の声には耳をかさない。
非難する人たちの言葉をまともに聞いては時間の無駄だし
自分の信念が揺らぐ可能性もある。
だから、僕はこれからも
マスコミからオファーがあれば、どんどん顔を出していきたいし
講演活動や執筆活動もやっていきます。
すべては子どもたちのより良い未来の為にです。
批判する人はどんどんしてもらって構わない。
あなたが理解してくれれば、僕はそれだけで充分です。
P.S.
長い記事に目を通していただき、ありがとうございました。

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